最終章
まづ読み果てし
秋の朝
吉弘恭子
あを
【西陣織/九寸名古屋帯】
―フロリチカ― 白茶
制作/洛風林 着用時季・※盛夏を除く通年
フロリチカと銘されたこちら、、。
題された銘から想うに日本的な何かではなく、制作された洛風林によりますと、フロリチカとはルーマニアのタペストリーのデザインから起こされたもので「小さな花」という意味だと聞きました。 かなりデフォルメが施されているようです。 こうした意匠/designは堀江愛子氏がされているそうですがその創造力はある一つの古典的とも言える小さな部分から発想の発芽をし、現代的なテイストに再構築してしまうその力量にもはや感服する以外ないのです。 加えて申し上げなければならないのがそのお色目です。 見る時間や角度によっては白茶(しらちゃ)、更に表現を重ねるならば温かみの練色白花色(ねりいろ)、或いは亜麻色(あまいろ)そんなお色目なのです。 まさに大人の女性の色、堀江愛子氏ならでは、洛風林でしか成し得ない、そんなお色目なのです。
洛風林の織物は、たとえ洛風林の銘が織り込まれていなかったとしても、やはり「洛風林」なのです。 洛風林の帯特有の柔らかで、しっとりとした織り感・・・。 きらびやか、や華やかと言った印象は一切ありません。 しかしそこに配された彩色が「殊の外美しい」のです。 彩色のひとつひとつに品位が在るのです。 英知を尽くした末、つくられた色彩なのだと思います。 このフロリチカもまた考え尽くされたものなのでしょう。 尽くされた現代の叡智と過去の美意識が相まってこの織物に優雅な印象を与えているのかも知れません。 いわゆる「西陣の美」ではありません。 出典を辿れば日本由来の文様でもありません。 でも、日本の文化に融合し、日本人の目で起こされたその文様は既に「和の品位/品格」を保っているのです。 完成された色彩、完成された意匠、完成された日本の文様なのだと思います。
「フロリチカ」。 平たく言ってしまえば、いわゆる「花文様」です。 この西陣織の模様は改まった装いが求められるお席においてもある種の安心感のようなものが感じられるかと思います。 伝統的/トラディショナルな印象ではないこの織物がなぜそう想わせるのでしょうか。 古(いにしえ)のルーマニアの伝統的な文様を日本人の目で再構築した意匠/designが特有の気配となって周囲に溶け込むからではないでしょうか。 つまり…、織り上げられた時、その時すでに日本のトラディショナルであると言えるのかも知れません。 茶席において好まれ、粋人に愛好され、文化人の趣向に添うと思われるフロリチカは確実に「礼」を意識させ、「和の品位」を想わせ、場においては正統な品格/格調を感じさせてくれます。 また、時に洒脱な印象さえも与えてくれるのです。 どのような着物に適うのか、、 軽い附下から色無地、鮫小紋はもちろんのこと、結城紬や牛首などの紬織物にも美しく寄り添ってくれます。 お手持ちの着物を思い浮かべて…。
商品番号 |
RFH-SKM-41 |
商品名 |
西陣織九寸名古屋帯/フロリチカ 洛風林 |
品質 |
絹100%※金銀糸箔を除く |
価格 |
¥209,000 (帯地のみ仕立て無し/税込) ¥220,500 (芯仕立て上げ税込) ※一級和裁士による手縫い。 ※お仕立てに要する日数はご注文確定後 約2週間~20日戴いております。 |
巾/ 長さ |
八寸~八寸一分程/ 九尺七寸程※お仕立て上がりの際のサイズ |
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