寒牡丹
苞より吐息
洩れてきし
後藤志づ
あを
【西陣織/九寸名古屋帯】
―正倉院華文― 千歳緑
制作/洛風林 着用時季・※盛夏を除く通年
正倉院華文は空想上の花を組み合わせた文様の総称です。 言うなれば花々の保つ美しい要素だけを抽出して創作された幻文様と言う事が出来ます。 そもそも正倉院のその「正倉」とは元々は寺の倉庫を指す言葉です。 つまりかつてはどこの寺にも正倉は有った訳なのですが、時代を経て東大寺の倉庫だけが残り、現在の「正倉院」と言う固有名詞となったのだそうです。 何故、東大寺の正倉院だけが残りえたのか判りませんが、校倉式と言う高床式の構造に在るのかも知れません。 こうした建築方法は保管と言う面においても優れますが、建築物そのものも日本の四季に適って居るのだと思います。三角や四角の木材を組み合わせ、湿度による木の膨張を活かして壁とした古代の優れた建築方法だと思います。 正倉院の話に終始してしまいそうなので、帯に戻します。
こちらに掲載のお品は「正倉院華文」を意匠として織り上げられた洛風林の名古屋帯です。ご覧戴けますように見るひとの目に強く訴えかける色彩印象の強い帯ではありません。 西陣織を想わせる絢爛豪華な印象でもありません。むしろ地色となるのは光沢を抑えた紬糸で構成される千歳緑(微かに灰色みと青みを帯びた深緑色)の静けさ、その中に色味を変えて織り込められた正倉院華文の穏やかさが印象的な一点と言えるかと思います。 蓮華や牡丹を表現し、大地と水が織り込められた文様と言えるかと思います。 眺めていると万物の生命を織り込めたかのような馥郁たる「趣」と「品」が感じられます。
こうした西陣織は上質なカジュアルな装いだけでなく、仰々しさを感じさせない程ほどのあらたまり感、軽い社交のお席の帯としても充分お使い頂けるかと思います。 そのトラディショナルな印象がそう想わせるのでしょうか、 正倉院華文は無地や江戸小紋などに適わせれば「礼」を意識させ、「和の品位」を想わせ、時においては洒脱な印象さえも与えてくれるのです。 西陣織に限らず、織物において何をもって最上となすのか私には判りません。 されど、個人的見解を述べさせて頂くならば、人間国宝の誉れを受けること、その事がすべてではない筈。 それは私の狭い見識に照らしても間違いない事のように思います。
※こちらは軽い附下、色無地、江戸小紋、小紋、無地感覚の紬、御召、などにお使い頂けます。
商品番号 |
RFH-SKM-02211 |
商品名 |
西陣織名古屋帯/洛風林「正倉院華文」 |
品質 |
絹100%※金銀糸箔を除く |
価格 |
¥215,600 (帯地のみ仕立て無し/税込) ¥227,100 (芯仕立て上げ税込) ※一級和裁士による手縫い。 ※お仕立てに要する日数はご注文確定後 約2週間~20日戴いております。 |
巾/ 長さ |
八寸~八寸一分程/ 九尺七寸程※お仕立て上がりの際のサイズ |
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